症例 001
CASE 01
症例情報
| 症例 | 50歳代・女性 |
|---|---|
| 主訴 | 右乳房腫瘤 |
| 現病歴 |
約1か月前より右乳房のしこりを自覚。 症状が持続するため精査目的に当院を受診した。 |
| 既往歴 | 特記事項なし |
| 家族歴 | 母:乳癌 |
| 身体所見 | 右乳房C領域に約2cmの硬結を触知 |
| 検査 | マンモグラフィ・乳房超音波 |
| その他 | 特記事項なし |
Mammography
Breast Ultrasound
QUESTION
最も考えられる診断はどれでしょうか?
DIAGNOSIS
浸潤性乳管癌
画像所見
マンモグラフィ
- 右乳房上方に不整形高濃度腫瘤を認める
- 辺縁にスピキュラを伴う
- 周囲に構築の乱れを認める
- 一部に微細石灰化を伴う
乳房超音波
- 不整形の低エコー腫瘤を認める
- 境界は不明瞭である
- 縦横比が大きく、非平行性を示す
- 後方エコーの減弱を認める
- 周囲組織に構築の乱れを伴う
解説
マンモグラフィでは、不整形高濃度腫瘤とスピキュラ、構築の乱れを認めます。 乳房超音波でも不整形低エコー腫瘤、非平行性、後方エコー減弱など、 悪性を示唆する所見を認めます。
複数のモダリティで得られた所見を対応させながら評価することが重要です。
POINT
- マンモグラフィと超音波の病変位置を対応させる
- スピキュラや構築の乱れに注目する
- 腫瘤の形状だけでなく、周囲組織の変化も評価する
症例掲載について
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