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論文要約

CT findings of lung injury during breast cancer treatment

Breast Cancer (Tokyo, Japan), 19 Dec 2025, 33(1):50-61 https://doi.org/10.1007/s12282-025-01816-1  PMID: 41417148 PMCID: PMC12789132

Ken Yamaguchi, Ryoko Egashira, Takahiko Nakazono, Yutaka Yoshinaga, Koichi Baba, Masako Kataoka, Hidetake Yabuuchi, Takatoshi Aoki ,Osamu Togao 

【 乳癌治療中の肺障害のCT所見 】

<背景や目的>

乳癌治療に伴う非腫瘍性の肺合併症は患者のQOLや予後に直結する重要な課題である。本総説では肺障害の中でも重要な薬剤性間質性肺疾患(DILD)と放射線関連肺障害(RLI)の画像所見を整理する。


<薬剤性間質性肺疾患(DILD)>

多様な画像パターンを呈し、気質化肺炎パターン、非特異性間質性肺炎パターン、過敏性肺炎パターン、びまん性肺胞障害(DAD)パターンなどに分類される。DADパターンは予後不良である。このためDADパターンか非DADパターンかを区別することが重要である。DADパターンの画像所見は、典型的には広範にひろがる両側性のすりガラス影やコンソリデーションで牽引性気管支拡張を伴う。乳癌治療薬としては特にアベマシクリブやトラスツズマブデルクステカンが重症度や頻度からDILDの発生に注意が必要である。


< 放射線関連肺障害(RLI) >

通常は照射野に一致したすりガラス影やコンソリデーションを認めるが、照射野外に病変が広がる放射線誘発性器質化肺炎や、過去の照射部位に後続の薬物投与が反応する放射線リコール現象といった特殊な病態も存在する。

論文要約

【要約者コメント】

乳癌治療中の肺障害としてDADパターンは重要であるが、その初期には陰影の範囲が小さく器質化肺炎パターンなど他のパターンとの鑑別が困難なこともあり慎重な経過観察が重要である。RLIの診断には放射線照射の既往と範囲の確認が重要である。

文責:山口 健(佐賀大学医学部放射線医学講座助教)

原著リンク

CT findings of lung injury during breast cancer treatment

Breast Cancer (Tokyo, Japan), 19 Dec 2025, 33(1):50-61 https://doi.org/10.1007/s12282-025-01816-1  PMID: 41417148 PMCID: PMC12789132

Ken Yamaguchi, Ryoko Egashira, Takahiko Nakazono, Yutaka Yoshinaga, Koichi Baba, Masako Kataoka, Hidetake Yabuuchi, Takatoshi Aoki ,Osamu Togao 

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